君が｢愛している｣と幸せそうに笑うから
僕もつられて君の隣で小さく微笑んだ
でも反対に僕の心は君が幸せそうに笑うたびに
悲しみで溢れていくんだ

もし僕が君を幸せに出来ていたなら
どれだけ幸せだったろう？
そしたらこんなに悲しまなくて良かったのにね

けど君の傍に居られるだけでいいから
この気持ちは胸の中にそっとしまっておくよ

｢バイバイ｣といって去っていく君を見つめてから
沈みかけている夕日に目を向けた

また明日も笑ってくれるよね？

つぶやいて僕も家への道を歩き出した